鍼灸治療の効果について
人体のツボに医療用の針を刺して症状を治療する鍼灸治療は、健康保険を活用して利用する事ができます。対象となる疾患があり、医師の同意書が必要になりますが、病院の治療では改善し難い慢性的な症状を緩和できるとして注目されています。世界保健機関や世界中の研究所等も鍼の効果に注目しており、効果も認めています。鍼灸治療は運動系や神経系、呼吸器系等幅広い疾患に効果的で、さらに老人性疾患や難病に対しても効果がある事が研究によりわかっています。鍼を刺す事で多くの症状を改善できるメカニズムについては、まだまだ研究途中でもありはっきりしたメカニズムは解明されていません。それは内服療法や手術治療を主とする西洋医学からの観点であり、東洋医学の観点では考え方は確立しています。東洋医学では部分毎を治すという考え方ではなく、体全体を治療しようとする考え方をしています。この考え方から人の体には３６１の経穴があると考え、それを刺激する事により人間の体に備わっている自然治癒力を高めるのが鍼灸治療としています。症状を薬で抑え込んだり、手術により原因を取り除くのではない副作用のない治療方法です。症状が現れる原因は、体全体のバランスが乱れている考えます。そのバランスを正常にする様に自然治癒力を高める事を助ける為に、経穴と言うツボを鍼で刺激する医療施術です。鍼灸治療は古来の中国医学書でも述べられている内容には、発病してから治すのではなく、発病を未然に防ぐ事が重要と記載されています。その考えを根本に、症状が現れる原因である体のバランス悪化を正す治療が東洋医学です。これは西洋医学でも早期発見早期治療の考えと類似しています。認められている事から保険適用になっていますが、全てではなく該当疾患というものがあります。腰痛症や五十肩、神経圧迫に伴う痺れ等決められています。慢性的な症状を病院では改善し難い場合、緩和治療として活用される事も多いです。健康保険で受けられるかは、かかりつけの医師の判断になります。
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